弁護士・弁理士・司法書士の確定申告のポイント

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弁護士先生、弁理士先生、司法書士先生といった、いわゆる士業の方の確定申告は、普通の個人事業の方と違って、税務上、気をつける部分が多いです。
また、税理士に依頼されずに、ご自分で確定申告をされていらっしゃる方も多いと思います。

ここでは、弁護士先生の税務を中心にご紹介しています。

※弁護士・弁理士・司法書士では、税務で共通する点が多くあります。そのため、弁護士先生の税務を中心にご説明し、弁理士先生・司法書士先生については、弁護士先生と異なる部分のみ記載しております。

先生方のご参考になれば幸いです。

(最終更新:平成29年3月23日)

「弁護士の確定申告のポイント」

「弁理士の確定申告のポイント」

「司法書士の確定申告のポイント」

 

確定申告を税理士に頼むべきか?

税理士に確定申告をお願いすべきか。これは費用対効果がポイントになるでしょう。

青色申告の65万円控除という制度があります。これは「きちんとした帳簿(複式簿記)をつけていれば利益から65万円引きましょう」という制度です(帳簿をしっかりつけないと10万円控除になります)
ですから、きちんとした帳簿をつけていれば、55万円を利益から余分に引くことができます。そうしますと

「55万円×55%(所得税+住民税の最高税率)=約30万円」ということで、約30万円税金が安くなります。

最高税率は課税所得4,000万円超ですから、そんな方はなかなかいらっしゃいません。
ですが、年間売上が2,000万円~3,000万円ですと、課税所得は1,000万円くらいにはなると思います。その場合でも

「55万円×43%(所得税+住民税税率)=約23万円」

ということで、約23万円税金が安くなります。

帳簿つけから解放される時間と、節税効果とを見極めながら、依頼されるかお決めになった方がよろしいかと思います。