インタビュー

前回(平成27年5月上旬)、石橋先生にインタビューさせて頂いてから4年が経ちました。その後、いかがお過ごしでしたか?

※前回のインタビュー(平成27年5月上旬インタビュー)はこちらをご覧ください。

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個人的に一番大きいのが、結婚したこと、子供が生まれたことです。

私は、平成29年に結婚し、翌年の平成30年に長女が誕生しました。
税理士として一人前になり、開業する。
その目標を達成してから結婚しようと思っていたので、普通の人より遅い結婚になってしまいましたが。

それはおめでとうございます。結婚し、お子さんが生まれてから、仕事に対する姿勢、考え方に変化はありましたか?

大きな変化がありました(笑)
それは「本当の意味でお客様の気持ちがわかるようになった」ということです。
 
私のお客様の中には、多くの不動産持っている、 多くの資産を持っているという、いわゆる「資産家」という方々がいらっしゃいます。
 
資産家のお悩みは人それぞれですが、中でも「ご家族の問題・悩み」というのが挙げられます。
 
税理士の仕事は「税金計算」ですので、どうしても、どうやったら税金が安くなるのか、どうやってご家族に資産を引き継ぐのか、そういったことに目が向きがちです。
 
ですが、それと同じくらい、いや、もっと大きな問題として「ご家族の問題」あげられます。
 
息子・娘とうまくいっていない、家族が病気だ。
今まで、そのようなご相談を頂いた時に、私自身、いい答え・いい考えが浮かびませんでした。
 
ですが(結婚し子供を持った)今なら、より親身に、より具体的に、 ご相談に乗ることができますし、いい考えが浮かびます。
 
先日あるお客様(70代男性)から、このようなお言葉をいただきました。
 
「石橋さん、僕はあと10年ぐらいしか、生きられないと思うんだよね。僕に万が一あった時は、ウチの息子、頼りないから、石橋さんの方で助けてあげてね。」
 
このようなお褒めの言葉、ご信頼のお言葉を頂戴すると、 全力で頑張ろう!という気持ちになります。

そのお言葉は、石橋先生のお仕事に対する姿勢を評価してくださったからこそだと思います。石橋先生が、お仕事で気をつけていらっしゃること、心掛けていることがありましたら、教えて頂けますか?

私が心掛けていることは、
「お客様と末永いお付き合いさせて頂くため、ホームページで自分の考え方をお知り頂く」
ということです。

少し前のお話なのですが、ある会社の社長様がご相談にいらっしゃいました。

お聞きすると、私が三人目の税理士ということでした。
一人目の税理士からは失礼な口調?で説明されたとお聞きしたので、私も思わず、
「高齢の先生だったんですか?」
とお聞きしたら、
「いえ、若い先生ですよ。石橋先生とそんなに離れていないと思いますよ」
とのことでした。
 
二人目の税理士から適当な扱いを受け、資料もなくされたそうです。
 
そこで、三人目の税理士を探されて、 私のところにご相談にいらっしゃいました。
 
正直な社長様で、三人目の税理士は慎重に決めたいとのことで、
「実は、石橋先生にお会いする前に、既に二人の税理士先生とお会いしました」
とのことでした(笑)
 
その社長様は、とてもリテラシーが高いお客様で、 ホームページを見てからその税理士に会いに行く、というスタンスを取っていらっしゃいました。
私の前の税理士二人のホームページもご覧になったそうなんですが、その社長からおっしゃって頂いたのが、
「今日、石橋先生に始めてお会いさせて頂きましたが、一番、ホームページの内容と先生自身の発言とにブレがなかったです。石橋先生とご契約させて頂きたいのですが・・・」
との話をいただきました。
 
私も、
「ブレとは、具体的にどのようなことですか?」
とお聞きしたところ、
「上手くは言えないんですが、今日ご質問したことと、ホームページに書いてあるお話しとが全て一致していたんですよね」
とのことでした。
 
税理士は他の士業(弁護・司法書士)と違って、お付き合いが10年~20年(場合によっては40年~50年)続くことがあります。
そして、お客様の資産状況(懐具合)を見ることにもなるわけです。
 
そのため、単に知識があるかどうかだけでなく、 信頼できるか、自分と考え方が合っているか、を確認してから相談・依頼する必要があります。

そのため、税理士を探されているお客様へ、
「この税理士は信頼できるのか?自分の考え方に合った税理士だろうか?」
それをお知り頂くために、ホームページで自分の考え方、生活を積極的に発信していくようにしています。

そうでしたか。その税理士が信頼できるのか、どのような人柄であるかは、普通の人には分かりませんからね。それでブログ等もされていらっしゃるんですね。ところで、石橋先生は不動産・相続にも力をいれていらっしゃるようですが、それは今もお変わりありませんか?

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はい。現在も、不動産・相続分野のお仕事で頑張っています。

少し前なのですが、バブル時代の不動産投資の後始末?なる仕事が数件ありました。
 
30年ぐらい前のバブル時代、相続対策と称して、銀行はこぞって地主様に融資しました。
(場合によっては、個人なのに数十億円も融資したりしていました)
 
ですが地価下落、競合賃貸物件の増加により、地主様の収益が悪化し、銀行返済ができなくなる。
そんな状況を何件も見てきました。
 
「銀行借り入れしたのはお客様自身だから、お客様も悪い」
私もそう思っていました
ですが最近、あるメガバンクの担当者からこのようなお話をいただきました
「石橋先生。イヤ、ウチも当時は相当悪かったんですよ。個人のお客様にこんなに貸しておいて、金利は据え置きのまま。ですから私が担当の間は、出来る限りのお手伝いをしたいと思います。」
 
このような良心的な銀行担当者ばかりであればいいんですが、実際はそうではありません。
 
私の得意技?として寝技があります。
※ここでの寝技とは「担当者に信頼されて、ぶっちゃけ話を引き出す」というもので、不正をしたりするのではありません(笑)
担当者も一人の人間です。その担当者から信頼されれば、その銀行がどのように考えているのか、 融資の審査はどれぐらい通るのか、突っ込んで聞くことができます。
 
それをもとに、私の中で総合的にまとめ、お客様の今後の指針を出すんです。
それも、10年単位、20年単位で。
税金だけを考えず、ご家族問題を織り込んで総合的に考える必要がありますね。
 
不動産は高額商品であるため、様々な人間が色々な形で関わっています。
 
ある大手税理士法人は、銀行からお客様を紹介してもらうため、あまり必要のない融資を相続税対策と称して提案することがあります。
また、ある大手不動産会社は、バックマージンもらうため、必要以上の大規模修繕を行うといったこともあります。
 
これらの「しがらみ」から離れ、まっさらな目で判断できる人間が必要です。
 
ご自身で管理できないような、多くの不動産を持ちの場合は、ある程度売却して金融資産にする。
逆に、管理でき、優良物件が含まれているのであれば、追加借り入れして大規模修繕する。
 
お客様にとっての最良とは何か。
それを考えて、お仕事をするようにしています。

そうでしたか。以前と変わらない石橋先生の姿勢、恐縮です。最後に、ホームページを見て、ご相談をご検討の方に一言お願い致します。

私の仕事のスタンスですと、あまり多くのお客様をからご相談・ご依頼をお受けすることができません。

ですので、ご相談される場合は、ブログ等で私のひととなり、考え方をご覧頂きまして、それからご相談される方が、お間違いがないと思います。
※詳しいご相談条件は、お問い合わせフォームをご覧ください。
 
ただ、一度ご依頼いただくと決まった場合には、全力でお客様の問題解決に当たらせていただきます。

ありがとうございました。石橋先生のご活躍、お祈り申し上げます。

(平成31年4月下旬インタビュー)

インタビュー:問題解決!できるホームページ(http://www.1980.jp/)